一気に雪が積もったかと思うと、翌日の晴天ですぐに消える。三寒四温の空模様に、もうすぐ春なのだと、確信を持てるようになってきた▼弘前公園のマンサクは、かわいらしい黄色い花を咲かせた。早春に「まず咲く」ことから名付けられたという説もある。ここでも春の足音が聞こえてきた▼弘前公園ではマンサクを、ソメイヨシノの開花日を予想する目安の一つにしている。開花から40日ほどでソメイヨシノが咲き始めており、現時点の桜前線到達予想は4月24日ごろ▼入試や合格発表、卒業式、人事異動など、新しい一歩を踏み出す大きな節目の時が今。期待と不安を感じるのも、この季節ならではだろう▼海外に目を向けると、五輪に沸いたカナダ・バンクーバーでパラリンピックが開幕。こちらは冬だが、過去最多44カ国の選手たちは、これまでの練習、仲間を信じて、金メダルという大輪を咲かせようと挑んでいる▼勉強や練習、就職活動―。それぞれの一生懸命さが花開く時が春。節目にない人も自身を振り返り、小さくても「頑張った」と思えることが見つかれば、きっと特別な春になる。













