五所川原市金木地区出身の作家太宰治の忌日「桜桃忌」に当たる19日、弘前市立郷土文学館で太宰文学を題材にした朗読会などが開かれた。訪れた14人は、津軽地方で活動する朗読ユニット「ことゆらり」の公演を楽しんだほか、弘前文学会の後藤隆代表が語る、太宰と関連する人物との思い出話に耳を傾けた。
 ことゆらりの林本恵美子さんと鎌田三保子さんは、「桜桃」「六月十九日」といった短編作品のほか、代表作「津軽」の序編と本編の一部を朗読。後藤代表は、太宰の親友で「桜桃忌」の名付け親でもある直木賞作家・今官一(弘前市出身)や太宰の子守を務めた越野タケさん、太宰の研究家・小野正文さん(いずれも故人)らと交流した時の思い出を交えながら「また何かの機会に、思い出を語りながら皆さんと太宰の足跡をたどっていきたい」と話した。
【写真説明】太宰の短編や「津軽」の一部を朗読する「ことゆらり」の2人

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