世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺産群」の構成資産である弘前市の大森勝山遺跡をガイドする「大森勝山縄文遺跡ガイドの会」が13日、観光客を対象に初めてのガイドを行った。会員らは遺跡の特徴や当時の環境、冬至の日に岩木山山頂に夕日が沈むことなどを説明。阿部順会長は「(17の構成資産の中で)最後に発足したガイドの会として、他の遺跡にはない魅力を伝えていきたい」と力を込めた。
 同遺跡は昨年、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録された遺跡群の一つ。遺跡群の中で唯一ガイドの会がなかったことから、今年1月に弘前縄文の会(今井二三夫会長)などが主催する養成講座を受講した約30人の会員で設立。初ガイドに向け、案内に用いる資料ファイルを作成したほか、ガイドの心得を学ぶなどして準備を進めてきた。
 同日は会員27人のうち5人が参加。福井修さん(72)が中心となり、関東地方から訪れたツアー客17人に、遺跡が発見された経緯や祭祀(さいし)場所であったこと、環状列石の石が約20キロ離れた川から運ばれてきたことなどを説明板や資料を使いながら説明した。
 同会は21日からは土、日曜日の午前10時~午後2時に遺跡に常駐して無料で案内するほか、同会ホームページ(https://omorikatsuyama-jomonguide.com/)で予約を受け付けている。
【写真説明】冬至の日に岩木山山頂に夕日が沈むことなどを説明した福井さん(手前左端)ら

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