弘前保健所管内の新型コロナウイルス感染者数が高止まりしている。県によると、17日の新規感染者86人のうち70人が同管内の居住者。同管内の感染者は14日以降4日連続で50人を超え、1週間(11~17日)の合計では393人に上る。弘前保健所の負担は増す一方となっており、入院などの調整にも時間を要する状態に。県や弘前市は応援人員を派遣するなどし、保健所体制の増強を図っている。
 弘前管内の感染者は8日以降毎日確認されており、16日には同管内で過去最多の81人となった。1月の感染者数はすでに同管内だけで410人に上り、多くが感染経路不明。同管内としては過去最大の感染拡大となっていることに加え、市中感染が広がる傾向にあり、弘前保健所など関係機関は正念場を迎えている。
 感染者急増により同保健所の対応は日々厳しい状況に。入院など個々人の療養方針の調整に時間を要したり、電話がつながりにくくなったりなど業務に支障が出始めている。
 県では各保健所の負担軽減などのため、入院等の療養方針や検査、積極的疫学調査の対応を合理化。さらに、県庁や県民局の職員を15日から弘前保健所に派遣し、15、16日は各4人、17日は6人を派遣した。
 弘前市は8日から弘前保健所に市の保健師2人を派遣。今後も状況を見極めつつ、県と連携する方針。
 17日の弘前管内以外の新規感染者16人の居住地別内訳は、五所川原管内と青森市が各5人、上十三管内が3人、三戸地方管内が2人、八戸市が1人。
 新規感染者86人のうち、20代の占める割合は5割強。感染経路不明は47系統47人で、多くは弘前管内(37系統37人)だった。
 上十三管内の職場ではクラスター(感染者集団)が新たに発生し、感染者は同管内居住の40~70代女性の5人。関連を含めると20人に上る。
 17日午後4時半現在の入院者は74人(うち中等症3人)で、病床使用率は17・9%。宿泊療養者が220人、自宅療養者が68人、入院等調整中317人。感染者の累計は6607人となった。
【写真説明】感染者急増で負担が増す弘前保健所。県や弘前市が人員補充で支援を図る

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