1902年1月の旧陸軍による八甲田雪中行軍で、210人中死者199人を出した青森歩兵第5連隊(青森隊)とは対照的に38人全員が生還した弘前歩兵第31連隊(弘前隊)が弘前を出発した20日から間もなく120年。弘前隊を中心に雪中行軍の全貌をドキュメンタリー手法で構成した「八甲田雪中行軍 一二〇年目の真実」が17日に発売された。弘前隊に参加した間山仁助伍長の孫・元喜さん(72)=弘前市=と、ノンフィクション作家川嶋康男さん(71)=札幌市=の共著。間山さんは「(長く伏せられた)弘前隊の壮挙を知ってほしい。弘前隊が直面した厳しさを知ることで、青森隊の厳しさも推し量ることができる」と指摘する。
 間山さんは17日、弘前市役所に桜田宏市長を訪ね、発刊を報告し寄贈。桜田市長はこれまで節目に行われた行事と絡め「歴史はしっかり残していかなければいけない」とたたえた。
 「八甲田雪中行軍 一二〇年目の真実」は四六判、296ページ、税込み1980円。出版元は冨山房インターナショナル。
【写真説明】八甲田雪中行軍 一二〇年目の真実

※詳しくは本紙紙面をご覧ください。