一般社団法人かなぎ元気村(伊藤一弘代表理事)は13日、五所川原市金木町の同法人施設内で、拡張現実(AR)上のコースでサイクリングできる「奥津軽トレイルバーチャルライド」を公開した。県内初の試みで同市、つがる市、中泊町の観光担当課職員やサイクリストら15人ほどが、厳寒期も室内で楽しめる新時代のサイクリングに目を見張った。
 バーチャルライドでは、チェコの企業が展開するARプラットフォーム「ROUVY(ルービー)」を活用。自転車関係の業務に強い東京都の企業が昨年夏に撮影した映像素材を利用し、程よいアップダウンのある十三湖一周(28・5キロ)、比較的平たんな縄文ロード(22・2キロ)、厳しい登り坂のある竜泊ライン(34・3キロ)の三つのコースを設定した。
 備え付けのシミュレーション装置に車輪を外した自転車を取り付けて利用。先行車両の後ろにつくとペダルが軽くなるといった細かい演出もあり、現実には外が猛吹雪の日であっても、爽やかな夏空と景色を楽しむことができる。
 これらのコースは11日に公開され、ちょうどルービー上で催事が開催中ということもあり、既に国内外5000人以上が利用している。13日は青森市のサイクリングガイド江利山元気さんら3人がデモンストレーションを披露。参加者も実際のペダルの踏み心地を確かめた。つがる市地域おこし協力隊の上東健太さんは「まるで本格的な自転車に乗っているかのようで面白い」と感想を述べた。
【写真説明】拡張現実上のサイクリングコースを紹介する江利山さん(左)ら

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