鯵ケ沢町産ヒラメを使ったご当地丼「鯵ケ沢ヒラメのヅケ丼」が、2011年5月のデビューから今月9日で30万食を達成した。町はこれを受けて10日、提供店の一つ地魚屋食堂たきわで記念セレモニーを開き、この日最初の客となった家族3人にヅケ丼を無料で振る舞ったほか、記念品を贈り、共に達成を祝った。
 ヅケ丼は、もともとは生卵を掛けて食べられていた「漁師めし」。町産ヒラメの刺し身を使う以外、調理法に制約はなく、提供店が趣向を凝らしたヅケだれを使用するなど、さまざまな種類が存在する。飲食店の提供メニューのほか、スーパーの弁当としても売り出されている。
 10店舗でスタート。提供店舗は、今月1日現在で飲食店7、宿泊施設2、スーパー3の計12店舗となっている。デビュー5年目の16年5月に10万食、18年12月に20万食、そして記念すべき10年目の今年、30万食の快挙を果たした。
 セレモニー会場入店第1号となったのは八戸市の自営業住吉治彦さん(65)、砂津貴さん(59)夫妻と長女の貴恵さん(33)。ヅケ丼のチラシを見て「食べに行こう」と思い立ち、10日早朝に同市を出発。30万食達成のお祝いという幸運をつかんだ。
 駆け付けた平田衛町長は「PR費もあまり掛けていないのに、これだけ出るということは、よほど物が良いのかも。これからも末永くよろしく」と語り、イメージキャラクター「ヒラメとヅケどん」の立ち合いで、住吉さんに記念証と記念品を手渡した。
 早速ヅケ丼を味わった住吉さんは「濃厚でプリプリしておいしい。たれだけでも売ってないだろうか」と喜んだ。
【写真説明】平田町長(右)から記念証を受け取る住吉治彦さんら