書店主として五所川原に根差しながら本県俳壇をけん引した成田千空の生誕100年にちなみ、俳句講座で本人に接した文筆家の世良啓さん(藤崎町)と千空研究で知られる元県近代文学館解説員の斎藤美穂さん(五所川原市)が千空没後14年に当たる17日、五所川原市立図書館で講演した。「千空さんと五所川原を語る」と題し、巨人の業績を回顧した。
 同図書館では10月20日から「成田千空生誕100年記念資料展」の開催中で、同会場での最終日を締めくくる催し。同市や青森市などから募集定員いっぱいの15人が聴講に訪れた。
 千空は「人間探求派」を代表する俳人・中村草田男に師事したことでも知られており、同図書館の外には「師弟句碑」が建ち並ぶ。参加者らは各句碑の前で、終戦後に詠まれた2人の作品「大粒の 雨ふる青田 母のくに」(千空)「炎熱や 勝利の如き 地の明るさ」(草田男)に改めて触れ、平和と自由の尊さを噛み締めた。命日とあって、生前本人が「ジガジガ」と呼び愛飲していたサイダーを千空の句碑に供える参加者もいた。
 資料展は22日に市役所市民の土間に会場を移し再開。期間は12月24日まで。
【写真説明】斎藤さん(右)の説明を聞く参加者ら

※詳しくは本紙紙面をご覧ください。