映画「君の名は。」といった作品のプロデューサーを務め、小説家としても活躍する川村元気さん(42)による長編小説「神曲」が18日、新潮社から発売された。弘前市が舞台の一つとなっており、弘前フィルムコミッション実行委員会などの協力を経て作り上げた。両親が津軽地方出身の川村さんは「いつか自分の小説の舞台として書きたいと思っていたので、5作目にしてやっと描けたと感慨深い」と語った。
 「神曲」は、小鳥店を営む檀野家を中心に展開される家族ドラマ。小学生の息子が通り魔に殺されたことから変わりゆく檀野家の日常と、明かされていく家族の秘密を描いており、岩木山などを連想させる描写もあるという。
 川村さんは「僕には100パーセント津軽の血が流れている。幼い頃から見てきた津軽の原風景や、自分のアイデンティティーのようなものを詰め込んだ小説となっているので、ぜひ本を手に取って読んでもらえたら」とPRした。
 「神曲」は304ページ、四六判ハードカバー。税込み1705円。全国の書店などで扱っている。
※詳しくは本紙紙面をご覧ください。