弘前市の弘果総合研究開発(葛西憲之代表取締役社長)は13日、リンゴ高密植栽培の実証試験に取り組む藤崎町の園地で、定植3年目を迎えたリンゴ樹の収穫作業を実施。生産者による講習会も行われ、高密植栽培の普及に向け技術や知識を共有した。
 生産現場の高齢化や担い手不足が課題となる中、高密植栽培は省力化・高収益が期待できるとして注目される栽培方法。定植2年目から収穫が可能で、5年目で成木となり、10アール当たりの収穫量は丸葉栽培の3倍となる6~7トン。コンパクトな樹形により剪定(せんてい)がほぼ必要なく、作業効率は約3割の向上が見込まれる。
 13日は安田英広さん(37)の園地に研究会の会員や葛西社長らが訪れ、「宮美ふじ」を収穫。安田さんによると、10アール当たりの収量は昨年の0・8トンから2トン以上に増えており、「夏場の干ばつで心配だった玉伸びも他の栽培方法に比べて大きかった。今後は栽培面積を増やしていきたい」と期待。葛西社長も「今後の生産量維持に向け、かつてない手法として期待したい」と話した。
【写真説明】収穫作業が行われた弘果総研による高密植栽培の試験園地

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