新型コロナウイルスの影響で2度延期している弘前城薪能について、実行委員会(会長・桜田宏弘前市長)は8日、振り替え公演を来年2月27日に弘前市民会館で開催すると決めた。鎮魂と繁栄を願って演目を一新し、能は子どもの演者が登場する「隅田川」と、2人の舞が華やかな「乱(みだれ) 双之舞(みだれそうのまい)」に変更。演者も一部入れ替えがあり、大蔵流狂言方で人間国宝の山本東次郎(とうじろう)さんが、長い樋(とい)を使う「樋(ひ)の酒」で出演する。
 弘前城薪能は演能団体に観世流シテ方観世銕之丞(てつのじょう)さん主宰の銕仙(てっせん)会を迎え、弘前城植物園で2012年以来の上演を予定していた。市民文化祭50周年事業として20年7月に行うはずが、コロナ禍で1年延期。今年7月の公演も弘前保健所管内の感染拡大で再延期となり、銕仙会と開催時期を調整していた。
 振り替え公演の名称は「弘前城薪能(振替公演)~鎮魂の炎と春の訪れ~」。市民会館大ホールに特設の能舞台を組み上げ、周辺に電飾のかがり火を設置して、薪能の雰囲気を演出する。
 新型コロナ対策で全て指定席、収容率は半分の637席とする。チケットは来月11日にローソンや市内プレイガイドで発売予定。前売り料金は2000~7000円で、当日は500円増し。
 問い合わせは事務局の市文化振興課(電話0172-40-7015)へ。
※詳しくは本紙紙面をご覧ください。