11月は三味線の音が響く弘前へ-。これまでは300人による大合奏をメインとする弘前市での演奏公演「The津軽三味線」が今年、街角での生演奏や宿泊客による演奏体験などを盛り込んだ旅行商品として生まれ変わった。11月の1カ月間は週末を中心に市内各所で野外ライブを展開し、観光客を津軽へ誘う。今年の取り組みを皮切りに「11月の弘前は津軽三味線が響く街」の定着を目指し、秋冬観光の盛り上げにつなげる狙いだ。
 演奏場所はJR弘前駅、弘前公園、市立観光館、弘前れんが倉庫美術館、城東閣、市内ホテル。弘前市の展開する秋のイベント月間「旬感!弘前秋物語」の一環として、市内各所でのイベントとも連動していく。6日はJR弘前駅2階のオープンデッキで演奏を行い、観光客を熱気あふれる音色で出迎えた。演奏に聴き入った東京からの男性旅行客(54)は「墓参りも兼ねて年に数回来ているが三味線の生演奏は初めて。改札をくぐると音が聞こえて、駅弁を買うつもりが足がこちらへ向いてしまった。迫力があっていいですね」と満足げだった。
 旅行商品「The津軽三味線」は1泊2日の朝夕食付き、三味線ライブや演奏体験、土産品を含めて販売中。県外からの問い合わせが増えているほか、宿泊代の割引などがある県内在住者向けの「食べて泊まって弘前応援キャンペーン」の対象で、「宿泊プランは盛りだくさんの内容。これを機に三味線を堪能してほしい」と県民の利用も期待する。問い合わせ、申し込みは弘前旅館ホテル組合(電話0172-34-2657)へ。
【写真説明】JR弘前駅でのライブでは大迫力の演奏に誘われ、多くの観光客らが足を止め聴き入った

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