県立高校再編に関する県立高校教育改革推進計画第2期実施計画案(2023~27年度)の策定を今月中に控え、青森西高校に統合される方向の浪岡高校について存続を求めてきた小野寺晃彦青森市長は5日、案が当初と変わらない内容で策定された場合について「県立高校に関する決定機関は県教委であり、残念だが従わざるを得ない」との見解を示した。
 県教委は今後の少子化進行を見据えて案の策定作業を進めており、4日の定例会では従来の内容の方向性でまとめることで合意。12日の臨時会で最終決定される見通しとなっている。
 青森市ではバドミントン強豪校である浪岡高の存続を求める声が多く、「浪岡高校の存続を求める会」が設立され署名活動を展開。市は浪岡高に学生寮を整備する考えを示し、全国募集導入に向けた準備を進めてきた。
 浪岡高が当初計画案のまま統合される可能性は高く、5日の定例会見で見解を問われた小野寺市長は「私自身が先頭に立って地域の意見を代表してきたつもり。地域の熱意を踏まえた上で計画案が変わらないのであれば、われわれの半年間は水泡に帰すことになりかねない」と心情を吐露した。
 県教委に対しては「地域と合意する形を整えられず、地域の声が反映されない仕組みであれば、決定プロセスに問題があるのでは。最初から地域の声を聞かずに決めてほしかった」と苦言を呈した。
 案が策定された場合に関しては「この計画案の最終決定権限は県教委。決定には従わざるを得ない」との見解を示したが、「まだ決定の発表は出ていない。最後まで諦めず、浪岡高の存続を要望する姿勢に変わりはない」と述べた。
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