青森市出身で黒石市在住の一級建築士、古川正敏さん(32)が、同市横町の空きビルとなっていた旧ストゼンビルに建築設計事務所を開設している。学生時代に同市の松の湯再生プロジェクトに関わった経験などがあり、本県での活動拠点として同市に事務所を構えた。事務所内にはフリースペースとして自由に使える机や椅子を置いているほか、無料のドリンクや菓子のサービスも行っており、古川さんは「市民の交流の場にもなれば。気軽に立ち寄ってほしい」としている。
 「少しでも地方から世の中を動かせるようにしたい」と7月初めから同ビルを間借り。「学生時代から黒石市の皆さんにお世話になっていたし、古いビルの利活用を考えてきたので、閉まったままではもったいないと思ってここに事務所を構えようと思った。(こみせ通りの)重要伝統的建造物群保存地区に事務所を構えられるのは建築士としてうれしい限り」とし、「こみせ通りは他にはない存在。市民の皆さんは温かく、人と人の距離も近い」と黒石の魅力を語る。
 事務所内には古川さんの作業場のほか、フリースペースに椅子や机のほか、子どもたちにも楽しんでもらおうと漫画を置き、古川さんがこれまで携わってきた建築物の模型や建築関係の書物も展示。さらに、建物内の空き部屋には出張整体マッサージ店が入居している。
 営業時間は午前10時から午後6時までで不定休。
【写真説明】旧ストゼンビルに事務所を開設している古川さん。「気軽に足を運んでもらい、交流の場になれば」と話す(写真上)、自由に使える机、古川さんが携わった建築物の模型や建築関係の書物、漫画などが置かれている事務所内のフリースペース(写真下)

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