つがる市稲垣町で子ども食堂を開設する取り組みが進められている。新型コロナウイルスの影響で当面は弁当の提供のみだが、将来的には世代間交流や子どもの居場所づくりなどに取り組む予定。中心となって準備を進めている同市の傅法谷公二さん(62)は「子育て世代の負担を少しでも軽減できれば」と話す。
 市内で保険代理店「東日流(つがる)保険」の代表取締役を務める傅法谷さんは、地元の農産物にこだわった弁当や総菜の移動販売を行う、同市稲垣町の「おかず屋」代表の中村嘉子さんから、商品が売れ残ることもあると聞き、活用に向けて4月ごろから準備を進めてきた。
 開設する「こども食堂 I~NA~」の名称は、稲垣中学校の工藤圭介校長が「いいな! 稲中」と誰もが思う学校にするために考案した三つのキーワード「Independent(自立)」「Noble(高尚)」「Active(活躍)」の頭文字から取ったもの。
 新型コロナウイルスの感染防止対策として、当面は弁当の提供のみを実施するが、傅法谷さんは「将来的には対面で食事を提供し、食べるだけでなく、世代間交流や(子どもらの)居場所づくりにも貢献できれば」と話す。
 弁当の提供は17日に始める予定で、申し込み締め切りは9日。今後も月1回程度(毎月第3土曜日)行う予定で、事前予約制(毎月第2金曜日まで)。
 対象は稲垣地区の児童生徒。料金は子どもは無料だが、保護者ら大人も有料で申し込みを受け付ける(300円)。当面の間、子ども10食分くらいを想定しており、おかず屋での引き渡しとなる。
 申し込みは東日流保険(電話0173-46-3501)へ。
【写真説明】子ども食堂開設に向けて準備を進めている傅法谷さん