6月30日付でプロバスケットボール・Bリーグ2部(B2)青森ワッツのアソシエイトヘッドコーチ(AHC)を退任した北谷稔行さん(40)が5日、陸奥新報社で本紙取材に応じた。北谷さんはシーズン途中に自ら退任を申し出たことを明かし、「大きな連敗もあったが、ブースターの応援のおかげでここまでやってこられた」と指揮を執った約3年半を振り返った。
 北谷さんは鶴田町出身で、弘前実高、拓殖大卒。卒業後は県内企業に勤める傍ら、国体に出場するなど活躍した。選手時代は主にガードを務めた。
 青森ワッツを運営する青森スポーツクリエイションに入社し、小中学生への指導経験を積もうとしていたところ、会社からの熱烈なオファーを受け2017-18シーズン途中の18年3月にヘッドコーチに就任。プロでの指揮経験がないまま、指揮官としての道を歩み出した。
 17-18シーズン後の成績は18-19が15勝45敗で東地区最下位、19-20は21勝26敗で4位と上昇したが、20-21は7勝51敗で再び最下位に沈んだ。シーズン終了前の4月下旬ごろ、会社から続投の要請を受けていたが「このまま自分が続けてもチームは何も変わらない」と退任を申し出た。
 今後はプロで指揮した経験を生かし、ジュニア層の指導や育成などに力を入れる考え。「ワッツはまだ伸び盛りのチーム。昨季を知る選手が残留しているため、その悔しさを晴らしてくれるはず」と古巣へエールを送った。
【写真説明】本紙のインタビューに答える北谷さん