弘前市は18日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2年連続で中止となった弘前ねぷたまつりについて、町内運行やねぷた展示などを行う場合、従来の合同運行時に参加団体に対して交付していた奨励金並みの金額を給付する新たな支援策を実施する方針を明らかにした。藩政時代から続く灯籠文化の継承を絶やさないため、伝統を守る環境づくりに取り組む団体の活動を後押しする。
 新たな支援策は、町内運行や展示を実施する場合、この奨励金と同額を支給するもので、上限は4日間。7月中旬から8月末の活動を支援する見込みだ。このほか、手持ちねぷた10個以上~20個以下の範囲で1個当たり4000~5000円を支援する方向で検討している。2021年度当初予算に盛り込んだねぷた関連経費のうち、1658万4000円を充てる見込み。
 市はこれまで、町内運行に取り組む団体向けに、感染防止対策として1団体当たり20万円を、地域に角灯籠の飾り付けなどを行う団体の感染防止策として1団体当たり10万円をそれぞれ交付する支援策を公表。関連経費1410万円を盛り込んだ21年度一般会計補正予算案を、開会中の市議会定例会に提出している。各団体は、今回示した新たな支援策と感染防止策を併せて活用できる仕組みとなる。
【写真説明】合同運行を前に、地域住民にねぷたを披露する町内運行の様子(2019年7月31日撮影)

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