弘前市を舞台とする漫画「ふらいんぐうぃっち」の同好会「魔女協会弘前支部」が、登場キャラクターを使ったミニねぷたを制作し、同市土手町のまちなか情報センターに展示している。主人公である木綿真琴が初代弘前藩主津軽為信とタッグを組み、新型コロナウイルスなどの疫病に見立てた鬼を退治する鏡絵はインパクト大。同支部長の「たやなおき」さん(30)は「多くの人に見てほしい」とPRしている。
 同支部は2018年5月、インターネット上でファン同士の交流をきっかけに結成。作品ゆかりの場所を巡る「聖地巡礼」などのイベントを開催してきた。作品をきっかけに本県の魅力を知ったたやさんは、今年3月に東京都から弘前市へ移住。現在はたやさんを含め県内在住の4人で活動している。
 ミニねぷたは段ボール製で、高さ130センチ、幅と奥行きは95センチ。昨年11~12月に制作後、段ボール製の造形物が集う青森市のイベントに出品した。
 ねぷた絵は、三浦岳仙の雅号で活躍するねぷた絵師の三浦裕基さん(26)が担当。鏡絵「魔女と藩主の疫病払い」は新型コロナ収束を願って描かれ、見習い魔女の主人公が為信と共にほうきで疫病を退治する姿がユニーク。見送り絵「津軽路」は「安寿と厨子王」を作中のキャラクターで表現した。
 骨組みを制作した田沢一輝さん(33)は「昨年は新型コロナの影響でねぷたまつりが中止となったので、この機会に少しでも祭りの気分を楽しんでほしい」とアピール。たやさんは「いずれは実物大のねぷたも作ってみたい」と夢を語った。
【写真説明】「ふらいんぐうぃっち」のキャラクターを使ったミニねぷたを制作した(左から)田沢さん、たやさん