県は10日、弘前保健所管内で新たに40人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。いずれも黒石あけぼの病院(黒石市)の入院患者や職員らで、同病院でクラスター(感染者集団)が発生したと認定した。県内の病院クラスターは2件目。同病院では9日に職員1人の感染が確認されており、同クラスターの感染者は39人(入院患者27人、職員12人)、知人ら関連を含め計41人となっている。また県は10日、新型コロナ感染で入院していた五所川原保健所管内の70代女性が新型コロナにより亡くなったと発表した。重症だった。 県内の1日当たりの感染判明者数としては過去最多。県内で確認された感染者は累計790人となった。また、弘前管内の感染者は331人となり、300人を超えた。
 10日に感染が判明した40人の内訳は、入院患者が50代~80代以上の男女27人、職員(医師以外)が20~70代の男女11人、そのほか感染者の濃厚接触者として40代女性と10代の計2人。症状は無症状または軽症。保健所の聞き取り調査によると、早い人で3日には新型コロナが疑われる症状があったという。
 県は、同病棟に関係する全入院患者(約120人)と全職員(約150人)を検査する予定。10日午後4時半現在で症状がある人を中心に50人弱の検査を終え、40人の陽性を確認しており、残る検査対象者は入院患者約100人、職員約130人となっている。
 40人規模の病院クラスター発生を受け、県は10日、厚生労働省クラスター対策班に技術的支援を要請した他、弘前保健所に公衆衛生医師1人を派遣。11日には保健師3人も同保健所に派遣する。
 同病院に対しては、弘前大学医学部附属病院と黒石病院、碇ケ関診療所の感染管理看護師(ICN)に協力を依頼。10日から公衆衛生医師やICNら約5人が病院に入り、感染の調査と支援を開始した。
 10日午後4時半現在の県内における入院者は29人で、うち中等症4人。宿泊療養者は10人で、入院等調整中41人。
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