弘前市文京町の弘前大学資料館で、企画展「Aqui esta tu casa(アキ・エスタ・トゥ・カサ)~あなたの家はここにある~メキシコ・オアハカ州の人と土地」が開かれている。メキシコ南部オアハカ州のベニート・フアレス州立大学言語学部で2年間日本語教師をしていた泉優希さん(25)=秋田市出身=の目を通し、現地の文化や人々の魅力について紹介している。2月10日までで、同日正午からはギャラリートークも行われる。
 ラテンアメリカに興味を持っていた泉さんは、3年次の春休みにベニート・フアレス州立大への短期留学を経験。人の生きるエネルギーに魅了され、同大から弘大に来ていた教員に直談判し、2018年の弘大卒業後2年間、現地で教員生活を送った。
 企画展は19日に始まり、現地へ行くきっかけを作ってくれた教員の家族や大学、また市街地、海辺、山中などその土地の人々の暮らしを紹介している他、民族舞踊の祭典「ゲラゲッツァ」や、日本の盆に当たる「死者の日」などの伝統行事や習俗を写真やレポートで紹介。また、手工業が盛んなオアハカで作られる刺しゅう入りの衣装や織物、木の実を使った器や鮮やかな彩色が施された木彫りなども間近で見ることができる。
 今回の企画展のタイトル「アキ・エスタ・トゥ・カサ(あなたの家はここにある)」は、一緒に過ごした時間の長さにかかわらずたくさんの人が現地で掛けてくれた言葉だという。「おおらかに受け入れてくれる人々、土地柄がある」と泉さん。他にも「恩を感じていてもそれは私たちに返す必要はない。あなたが誰かを手伝いたいと思ったら、その人に何かしてあげてほしい」と声を掛けられたことも強く印象に残っているといい、「展示を通し魅力的な現地の人々に触れていただけたら」と話した。
【写真説明】オアハカ州での教員生活を通し現地の文化や人々の暮らしを紹介する泉さん

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