つがる市は14日、第2次市総合計画後期基本計画(2021~25年度)の策定に向けて調査・提案報告会を市役所で開いた。市が策定支援を委託している弘前大学人文社会科学部の学生が、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を活用した雇用マッチングの提供や防災と遊びを兼ね備えた公園整備といった八つのアイデアを市の部課長らに提案した。
 市幹部と弘大大学院地域社会研究科の平井太郎准教授、弘大本部職員ら14人が参集。学生は弘大人文社会科学部の2、3年生25人が参加した。新型コロナウイルス感染症対策として、学生は別の場所からオンラインで発表を行った。
 報告会では学生が数グループに分かれてアイデアを発表。あるグループは市民の意識調査で「働きがいのある職場」が重視されていることを受け、無料通信アプリLINE(ライン)を使った雇用のマッチングを提案。求人情報だけでなく、事業者向けセミナーや求人者と求職者をつなぐ催しの開催など、さまざまな情報を発信できる利点を説明した。
 別のグループは、子どもを遊ばせられる公園が欲しいという子育て世代の意見を踏まえ、防災機能を兼ねた「冒険遊び場」の実施を提案。自然素材や既にある道具を使って子どもが主体的に考えてつくる冒険遊び場は、遊具を新たに整備する必要がなく、子どもの発想を育むことができる-と発表した。
 提案に対して市部課長らからは好意的な意見が聞かれた。弘大側は今回の意見を踏まえて磨いたアイデアを2月上旬までに市に提出する。市はこれを踏まえて素案を作り、3月ごろに市総合計画策定審議会に諮問。市議会の審議を経て21年度中に基本計画を策定する方針。
【写真説明】オンラインで弘大生と調査・提案報告会を開いたつがる市の部課長ら

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