明治時代に八甲田雪中行軍演習を成功させた旧陸軍弘前歩兵第31連隊に関する展示「雪中行軍-弘前隊の光と影」が、青森市本町の青森まちかど歴史の庵「奏海」で開かれている。写真や隊長が残した資料、当時の報道資料など約50点が展示され、来場者の関心を集めている。
 旧31連隊は日露戦争に向けた冬季の山地行軍演習として、1902(明治35)年1月20~30日に総距離224キロを踏破。行軍の案内や宿泊場所、食料の提供を民間に依頼するなど周到な準備と計画により、けがで途中帰営した1人を除き、38人全員が帰還した。
 一方で、同月に八甲田山中で雪中行軍した青森歩兵第5連隊は悪天候で遭難したとされ、210人のうち199人が死亡。旧5連隊の惨事の裏に隠れがちな旧31連隊のことも知ってもらおうと、行軍参加者の孫で弘前市の間山元喜さんから資料を借りて、開催した。
 展示は30日まで(18、24、25日は定休日)の午前10~午後5時。入場無料。
【写真説明】旧陸軍弘前歩兵第31連隊に関する展示

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