サッカーの第99回全国高校選手権第5日は9日、埼玉スタジアムで準決勝の2試合が行われた。本県代表で前回準優勝の青森山田は、前回4強の矢板中央(栃木)に5―0で勝利し3大会連続の決勝進出を決めた。決勝は11日に同スタジアムで行われ、青森山田は山梨学院(山梨)と対戦する。
 豊富な運動量で相手を圧倒し、ゴールを量産する一方で失点はしない-。これが青森山田の追い求める姿だ。今大会、準々決勝までいま一つ調子に乗れなかったが、準決勝でやっと“らしさ”を発揮した。
 堅守速攻が特徴の矢板中央(栃木)から大量5点を奪い失点もゼロ。黒田剛監督は「理想的な(ゲームへの)入り方と結果。1年間積み上げてきたボール際の強さ、巧みさが機能した。決勝につながるいい終わり方ができた」と語り、満足感を漂わせた。
 この試合、攻撃ではアーリークロスを課題の一つに掲げた。準々決勝まではセットプレーからの得点が大半だったが、ボールを左右に動かす意識が流れの中からの得点につながった。
 守備ではロングスロー対策が功を奏し、相手シュートもわずか5本に封じた。ディフェンスラインを統率する藤原優大主将(弘前市出身)は「やっと山田らしいサッカーができた。まだまだできる部分がある」と前を向いた。
 決勝で山梨学院と11年ぶりに対戦する。前回は敗れた相手について、黒田監督は「前半10分すぎに失点し気付いたら試合が終わっていた。自分もひよっこだった」と振り返る。
 「今は常勝軍団。チャレンジャー精神は忘れず、11年前の、そして昨年の(決勝で静岡学園に敗れた)苦い思い、いろいろリベンジにはなるが、山田のサッカーをぶれずにやりたい」と自信をにじませた。

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