五所川原市は、市内各所で一部農家が習慣的に行っている秋のわら焼きを抑止するため、2021年度から独自の対策に乗り出す。交通量の多い大型商業施設周辺の水田地帯を重点地区に指定し、若手・担い手農家らと協力しながら、稲わらの再利用を推進していく。
 稲刈り後に残った稲わらの処理では、たい肥化やすき込みによる土づくりが再利用の方法として推奨されているものの、手間などの問題から敬遠される場合も多い。一定以上の規模で焼却処分されると大気環境に悪影響を及ぼすことから、コメ農家が多い西北地域の住宅地や商業地周辺では問題となっている。
 具体的方向性について、市農林水産課は「ロールベーラ(収集用作業機)1台分の導入費を21年度当初で予算化し、重点地区に新たに発足する若手・担い手農家の団体に貸し付ける方向で検討中」と説明。県南地方に比べると畜産向けのまとまった需要も見通せない中、天然のマルチシートとしての機能性に価値を見いだすことで、再利用の在り方を確立したい考えだ。
【写真説明】収穫後にきちんと処理がなされ、ロール状に成形された稲わら=昨年10月、五所川原市内

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