サッカーの第99回全国高校選手権第4日は5日、東京・駒沢陸上競技場など2会場で準々決勝が行われ、前回準優勝の青森山田、11大会ぶりの優勝を狙う山梨学院(山梨)が準決勝に進んだ。帝京長岡(新潟)と矢板中央(栃木)は2大会連続の4強入り。9日の準決勝(埼玉スタジアム)は山梨学院―帝京長岡、矢板中央―青森山田の顔合わせとなった。
 青森山田は堀越(東京A)に4―0で大勝。山梨学院は前回8強の昌平(埼玉)に1―0で競り勝った。帝京長岡は優勝5度の市船橋(千葉)を2―1で破り、矢板中央は富山第一(富山)を2―0で退けた。
 王座奪還を狙う青森山田が順当に準決勝へ駒を進めた。この日は3回戦までの戦いぶりから一転、前線が激しいプレスでボールを奪うと、相手ゴールに近い場所でのセットプレーから得点を重ねた。
 ただ、イレブンは試合内容に満足していない。選手権で初ゴールを決めたDFタビナス・ポール・ビスマルクは「後半(得点が)ゼロだったことはチームの課題」、藤原優大主将(弘前市出身)も「内容的には60点」と厳しい評価だ。
 黒田剛監督は「後半はラインが下がって中盤が間延びしてしまった。途中で入ったサブのメンバーはやってほしいプレーができなかった。試合後、こんなんじゃ話にならないと厳しく言った」と明かした。
 決勝を懸けた次戦は強豪・矢板中央(栃木)と対戦する。黒田監督は「矢板はモチベーションが高く、いろんな意味でスピードがある。ただ、受けるわけにいかない。激しく戦う中でわれわれの特徴を出し、決勝に進みたい」と挑戦者の姿勢を強調する。
 矢板中央は堅守速攻を得意とし、セットプレーからの得点が特徴だ。藤原主将は2019年の選手権準決勝で対戦した経験も踏まえ「相手の堅守をこじ開けて得点できるよう準備したい。カウンター対策も入念に考えたい」と先を見据えた。
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