黒石市の津軽こけし館で4日、こけしの初挽(び)きが行われ、白装束に身を包んだ津軽系こけし工人の阿保正文さんが今年最初のこけしを完成させた。
 初挽きの前に神事が行われ、こけし工人ら関係者が作業の安全などを祈願。福士拓弥館長と高樋憲市長らが「コロナで大変な状況だが、黒石からこけし文化を発信してもり立てていけるようにしたい」などとあいさつした。
 阿保さんは温湯こけしを制作。かんなを入れた後、色付けを行っておかっぱのこけしを完成させた。阿保さんは「今年最初なので身が引き締まった。コロナで多くのお客さまが訪れてくれる状況ではないが、1本1本心を込めて作っていきたい」と抱負を述べた。
【写真説明】こけしの初挽きに臨む阿保さん