県は3日、弘前、五所川原、上十三、八戸市、三戸地方の5保健所管内で新たに10人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。学校クラスター(感染者集団)関連で弘前の10代1人が感染したほか、派生とみられる感染者が県内数校で出ていると明らかにした。また、三沢市内の二つの飲食店で職場関係者計5人が感染し、職場クラスターになる恐れがある。累計の感染者数は500人を超え、506人になった。
 感染者の内訳は、弘前が10代1人、五所川原が50代女性1人、上十三が20~70代男性4人、八戸市が40代男性1人、三戸地方が40~50代男女3人。弘前の10代を除く9人は感染経路と濃厚接触者らを確認中。八戸市の男性は昨年12月25日~1月2日に関東や関西に滞在しており、県外で感染した可能性が高い。
 県によると、学校クラスターからの派生とみられる感染者は、友人や部活動の課外活動での接触で広がっているとみられる。1校で複数人の検査対象のいる学校があり、拡大の可能性は現時点で不明。校名公表に関し、濃厚接触者らに必要な連絡が取れている状況から「その段階にはない」と説明した。県教委は現時点で、冬期休業の延期や休校措置はないとした。3日午後4時半現在、検査中195件の多数を学校クラスター関連が占めるという。
 同日時点の学校クラスターの感染者は45人、関連を含めると52人に上る。対象の約630人を検査し、約570人の陰性が確認された。
 県健康福祉部の奈須下淳次長は、陰性判定後に陽性になる恐れがあるため「陰性判定者や検査予定者は県外移動や友人、知人との接触を避けて健康観察を続けてほしい」と呼び掛けた。
 三沢市内で職場クラスターになる恐れがあるのは、酒類を提供する「オフザウォール」と「BLACKSHEEP」。顧客名簿がなく利用者数不明で特定できなくなる恐れがあることから店名を公表した。
 2店舗の職場関係者5人のうち三戸地方の50代男性が両店舗で勤務。同居する上十三の30代、70代の男性2人が一方の店舗で、上十三の20代男性と三戸地方の50代女性の2人がもう一方の店舗で勤務していた。両店舗勤務の男性と同居する40代女性も陽性が判明。
 県は、昨年12月18~30日の店舗利用者は最寄りの受診・相談センターに相談するよう呼び掛けている。