新型コロナウイルスの影響が続く中で迎えた2021年。混雑を避けようと人の動きが鈍る中、毎年多くの人でにぎわう弘前市内の初詣や初売りは人出が少なくなる傾向が見られ、例年より静かな年の始まりとなった。
 同市の岩木山神社(須藤茂忠宮司)は1日、家族連れなどが参拝に訪れ、無病息災や家内安全を願う姿が見られたが、同日午前の段階で例年に比べ参拝客が3分の1程度にとどまった。
 同神社は混雑が予想される三が日と翌週の3連休について中弘南黒(1、9日)、西北五(2、10日)、東青、県南、県外(3、11日)の地区別分散参拝にできる限りの協力を求めたり、参拝場所を変更したりと新型コロナ対策の徹底を図っている。
 参拝客の密集が避けられた一方、神社には郵送による祈祷やお札などの授与の申し込みが多数寄せられた。禰宜(ねぎ)の須藤典子さんは「初詣に当たり参拝客の皆さんには感染拡大防止の協力を頂き感謝している。良い一年になるよう強く祈りたい」と話した。
 一方、市内百貨店は店内のいわゆる「3密」を避けながら新年の買い物を楽しんでもらえるよう工夫を施して初売りに臨んだ。
 元日から初売りをしたさくら野弘前店は大抽選会などのイベントをやめたほか、人気の福袋は事前予約の上で三が日に渡せるようにするなど、客が集中し過ぎないよう配慮。担当者は「コロナ禍で苦戦する部分があるのは確かだが、感染防止対策をしつつ新年からお客さまが買い物を楽しめる機会の提供を図れた」と評価した。
 2日から初売りとなったヒロロは営業時間前から行列ができ、人気ブランドの福袋を買い求める客の姿が見られたが、フードコートで飲食する市民の姿は例年より少なく、「新型コロナの影響は多少否めない」と鹿内龍徳館長。
 同様に2日から初売りとなった中三弘前店は1階催事場で、価格以上の食品やスイーツを自宅で楽しめる「初夢千円福引」を実施し、客足は堅調。買い物客は混雑し過ぎないよう誘導を受けながら運試しを楽しんだ。
【写真説明】岩木山神社では新型コロナ対策で参拝場所が変更された(写真上)、密集し過ぎないよう誘導を受けながら実施された中三弘前店の初売り=2日午前10時ごろ(写真下)

※詳しくは本紙紙面をご覧ください。