藤崎町の常盤コミュニティ協議会(笹森末八会長)は30日、常盤八幡宮への年縄(としな)奉納行事を行った。参加者らは新年の五穀豊穣(ほうじょう)や家内安全を祈って鳥居に年縄を取り付けた。
 奉納行事は1664(寛文4)年に始まったと伝わり、今回で358回を数える。恒例の「裸参り」は作り手不足で年縄を本来の形で制作できなかった前回に引き続き、新型コロナウイルス感染防止などのため行わないことにした。
 年縄は20日から24日にかけて2本を制作したが、新型コロナ対策や作り手不足といった事情から規模を縮小。例年制作する年縄に比べ直径を5分の1以下、長さを3分の1以下とし、本体部分に乗せる福俵などは制作しなかった。
 参加した10人は雪のちらつく中、2本の年縄をそれぞれ丁寧に鳥居に取り付けた。笹森会長は「年縄が小さくても大きくても神様への思いは一緒。(だが)来年はできれば大きい年縄を作りたい」と語った。
【写真説明】丁寧に年縄を鳥居に取り付ける参加者ら