黒石市の県産業技術センターりんご研究所は8日、同所研修館で天皇皇后両陛下や上皇ご夫妻、各宮家に献上するリンゴの選果、箱詰め作業を行った。
 1928(昭和3)年に当時の知事が県農事試験場園芸部(現りんご研)で収穫したリンゴを献上したのが始まり。一時中断されたが59年に再開して今年で76回目で、今年はふじと王林の詰め合わせ1箱(10キロ)を7カ所に贈る。
 1000個の中から1個の割合で選ばれたリンゴは磨き上げられてつやつやに輝き、女性作業員が一つ一つ手に取り傷の有無などを入念に確認して和紙とネットで丁寧に梱包(こんぽう)していった。工藤智所長は「夏の猛暑が心配されたが、降雨にも恵まれいいリンゴに育った。おいしく召し上がっていただきたい」と語った。
 リンゴは10日午前、トラックに積み込まれりんご研を出発する。
【写真説明】磨き上げられ、輝きを放つ献上リンゴ