県などは2日、青森市、八戸市、三戸地方の3保健所管内に住む10歳未満~50代男女8人の新型コロナウイルス感染が新たに判明したと発表した。県内で確認された感染者は累計307人となり、300人を超えた。経路不明者は前日から2系統2人増え、県感染症対策コーディネーターの大西基喜氏は「市中にまん延はしていないが、感染は確実に広がっている。感染予防の行動を徹底して」と注意喚起した。
 感染が判明した8人のうち、八戸市保健所管内の30代男性について、市は長根屋内スケート場に所属する市職員と公表。
 症状発症(11月23日)前の20~22日には同スケート場で全日本選抜スピードスケート選手権大会八戸大会が行われており、2日に会見した小林真八戸市長は「来場した人は健康観察し、体調変化があったら速やかにかかりつけ医に相談してほしい」と呼び掛けた。
 青森市保健所管内では6人の感染が新たに確認され、ほとんどが感染者の濃厚接触者として検査を受けて陽性が判明した。そのうち20代女性は、経路不明でお互い関係性のない感染者2人とそれぞれ知人関係にあることが分かった。
 10歳未満の感染者は行動歴は非公表だが、すでに判明している感染者と接触があるという。
 県健康福祉部の奈須下淳次長は「ここ1週間を見ると、感染経路が違うと想定される新規の感染者が散発的に出ている。新たな感染者発生やクラスター化の可能性も予想される」と危機感を強めた。
 2日現在の入院者数は28人で、うち重症2人、中等症2人。入院等調整中は5人。