青森市浪岡のNPO法人北東北捜索犬チーム(岩本良二理事長)所属のラブラドルレトリバー「きろ」が、10月30日に行われたIRO国際救助犬の試験に東北で初めて合格した。きろは5歳の雌で、県の嘱託警察犬としても活躍している。きろのハンドラーである三上修悦さんは「実際に災害があった時に動ける救助犬になってほしい」と思いを込めた。
 国際救助犬連盟(IRO)は世界一大きな救助犬の国際ボランティア組織で、日本では国際救助犬を認定する試験を年2回行っている。試験は瓦礫(がれき)捜索、広域捜索などの部門があり、それぞれ適正試験(初級)、A段階試験(中級)、B段階試験(上級)とレベルを設定し、実際の災害現場で犬が意欲的・自発的に活動できるか、ハンドラーと犬に信頼関係があるかどうかなどで評価。A段階を合格することで国際救助犬として登録され、国内で災害が発生した際、捜索に参加することができる。
 今回、きろは広域捜索部門A段階試験に挑み、見事、一発で合格。日本で行われた試験の平均合格率は20%以下と低く、今回の試験では11頭受けたうち、合格したのはきろを含めて2頭だけ。きろは三上さんと信頼関係を築けている点などが評価された。
 A段階試験で2回、8割以上の評価を受けなければ、次のB段階試験は受けられない。三上さんときろはB段階試験合格を目指し日々努力を重ねている。
【写真説明】三上さんの指示を聞き、柵を跳び越えるきろ

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