新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの同時流行に備えた新たな診療・検査体制が12月1日にスタートする。県が指定したかかりつけ医など地元の病院や診療所が「診療・検査医療機関」として新型コロナ疑いの患者を診療、検査する。県は、病院名は病院側の希望により公表しない方針。
 診療・検査医療機関の中には診療だけ行うところや、検査まで一体で行うところなど医療提供体制に差があり、19日現在、指定を受けている154施設のうち120施設以上が検査まで対応するという。
 12月1日からは基本的に、発熱などの症状がある人はかかりつけ医に電話相談することになる。かかりつけ医が診療・検査医療機関だった場合はそのまま受診予約でき、同機関でなかった場合はかかりつけ医で同機関を案内する。
 かかりつけ医がいない人は、県コールセンター(新型コロナウイルス感染症コールセンター)が同機関を案内する。同センターの連絡先はフリーダイヤル0120-123-801(24時間、土日祝日も対応)。
 症状の有無に関わらず、感染者と接触した場合などは県内8保健所が相談に応じる。
 12月1日から始まる新体制だが、診療対応・検査非対応のかかりつけ医で患者に検査が必要な場合は、検査可能な医療機関への紹介状が必要となり、紹介状発行手数料は患者負担となる。患者によっては金銭的負担が増える場合などがあり、課題も残る。