弘果総合研究開発(葛西憲之代表取締役社長)は14日、リンゴの高密植わい化栽培に取り組む藤崎町の試験園地で、定植2年目で初収穫を迎えたリンゴ樹や果実の状況を確認した。新たな栽培技術に取り組む生産者の安田英広さん(36)は「葉取りや玉回しをせずとも良好に着色し、実の管理がしやすい」と評価した。
 弘果総研は省力化・高収益が期待できる高密植栽培の実証試験を青森市浪岡地区、藤崎町、弘前市三和地区で2019年4月から開始し、安田さんの園地は5アールにふじ150本を定植。一般には定植から収穫まで4、5年要するが、早期に収穫できる苗木を用い、定植2年目で1本から5~10個を収穫できる形となった。
 14日は葛西社長らも試験園地を訪れ、安田さん、長男颯太郎君(9)と共に収穫し、生育状況を確認した。葛西社長は「収穫しやすく、リンゴの品質が良い。樹形がそろっているため園地に機械を入れやすく、機械化を進めやすい」と説明。「今後はデータを収集し、栽培マニュアルを確立して広められるようにしたい」と展望した。
 弘果総研は来年、試験園地をさらに6園地(計1000本)増やし、さらなるデータ収集に努める予定。
【写真説明】定植から2年目の園地で初収穫する(左から)葛西社長、安田さんら

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