弘前市などでブナの木を使った木工品を制作・販売しているブナコ(倉田昌直代表取締役)は、ホテル用のオーダーメード商品を開発し、今後の販売に向けてクラウドファンディング(CF)で寄付を募っている。メード・イン・ジャパンにこだわって制作しており、担当の秋田谷恵さんは「品質の良い製品を手作りで、お客さまのニーズに合わせて作っていきたい」と支援を呼び掛けている。
 同社はテープ状にしたブナ材をコイルのように巻き、押し出して成形する製法を採用。「BUNACO」として美しい曲線と木のぬくもりを特徴とする製品を制作してきた。
 首都圏を中心としたホテルにBUNACOシリーズのティッシュボックスやダストボックスを提供してきたが、ホテル側から「四角いものが欲しい」との要望があり、今年1月に開発に着手した。
 直後に中国で新型コロナウイルスが流行。「中国産のホテル用インテリア備品が手に入らない」との声を耳にし、自社の木工技術を生かしつつ低価格のホテル用製品「BUHAKO」を開発した。
 BUHAKOは従来の製品とは異なり、木のぬくもりはそのままに、シャープな直線が特徴。現在、ティッシュボックスやアメニティーボックス、ペーパータオルボックスなどを試作しており、部屋の雰囲気に合わせてブナ材とタモ材、竹材を使い分け、色も数種類用意している。
 寄付金はBUHAKOを量産するために木材のカットマシンを購入するなど、設備費として活用し、さらなる商品開発にも役立てる考え。みちのく銀行が支援し、CFサイト「CAMPFIRE」(https://camp-fire.jp/projects/view/271366#menu)を使用。寄付は1口5000円~4万円で、金額に応じて試作中のBUHAKO製品や、従来製品のテーブルランプ、スツールなどの返礼品を提供する。
 秋田谷さんは「ブナコが貫いてきたメード・イン・ジャパンの製品をこれからも開発し続けたい。ぜひ支援していただければ」と話した。募集期間は12月31日までで、目標金額は100万円。問い合わせは同社(電話0172-34-8715)へ。
【写真説明】「BUHAKO」製品を手に支援を呼び掛ける秋田谷さん(右)ら=写真上=、試作された「BUHAKO」製品=写真下=

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