県内の新型コロナウイルス新規感染者は10日、28日ぶりに0人となった。1日当たりの新規感染者数や検査件数が減少傾向にあることなどから、県健康福祉部の奈須下淳次長は「今回の飲食店クラスター(感染者集団)に起因する感染拡大に一定の歯止めができた」との認識を示した。
 弘前市で発生した大規模な飲食店クラスターは10月12日に最初の感染者が確認された。その後、県内の新規感染者は翌13日に0人となったが、14日以降、クラスター関連や経路不明の新規感染者が今月9日まで27日連続で確認されてきた。
 県感染症対策コーディネーターの大西基喜氏は「入院患者や検査数も減っており、市中感染と思われるような経路不明の人も(どの感染者から感染したかなどの)系列としては増えていない状況。収束に向かっている可能性はある」としつつ「市中化が絶対ないとは言えず、どこかでクラスターに結び付く可能性はあるので、警戒は必要」とした。
 10日現在の入院患者は50人で、うち2人が重症、6人が中等症。宿泊療養者は7人、自宅療養者は2人、入院等調整者は0人、療養完了者は174人。
 弘前市の飲食店クラスターは72人(県外客5人含む)、同クラスター関連は190人(同)、経路不明は八戸市の2施設クラスターを含め52人。