県は6日、弘前、青森市、八戸市の各保健所管内で新たに男女5人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。いずれも感染経路が分かっておらず、弘前の飲食店クラスター(感染者集団)との関連も不明。県内の累計感染者は269人になったが、感染経路が判明せず、確認中の感染者は3保健所管内で9件48人と増えており、新たなクラスターの発生や市中感染を警戒する状況が続いている。
 県感染症対策コーディネーターの大西基喜氏は経路不明の感染件数が増えている現状について、5日までの状況と大きな変化はないとした上で「市中感染化の懸念やそこから新たなクラスターが発生する可能性は依然としてあり、警戒が続いている」と分析した。
 大規模なクラスターが発生した弘前保健所管内では陽性者が減ってきてはいるが、依然として市中化は懸念されるとして「経路確認中の4件が増えていくのかどうか、ここ1~2週間が目安」との判断を示した。
 6日発表された5人は弘前保健所管内が詳細非公表の10代、青森保健所管内は40代と80代以上の男女3人で、いずれもこれまでに判明した感染経路不明の感染者の知人や同居人。八戸保健所管内は20代の男性1人で、関東方面への移動歴があるが、県外での感染と断定できる状況ではなく、県内で感染した可能性も視野に調査を進めるという。
 八戸市の福祉施設でのクラスターに関連する新たな感染者はなかった。
 6日現在の入院患者は54人で、うち重症が3人、中等症が6人。宿泊療養者は7人、自宅療養者は2人で、入院等調整中は6人。160人が療養を完了している。弘前市の飲食店クラスターは県外の利用客5人を含め72人、同クラスターに関連する県内の感染者数は184人になっている。
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