プロ野球ドラフト(新人選択)会議で26日、埼玉西武ライオンズから2位指名を受けたNTT東日本の佐々木健投手(24)=木造高、富士大出=。つがる市出身では2人目、木造地区(旧木造町)出身では初のプロ野球選手誕生となる。選手生活の原点となった少年時代を知る地域の指導者らはエールを送る。
 佐々木投手は幼少時から大の野球好きだったものの、当時通った旧川除小は児童数が少なく低学年で団体スポーツに触れるのが困難。このため後のドラフト有力候補にしては競技開始はやや遅く、学校統合による瑞穂小の発足後、5年生の時だった。
 その瑞穂小で指導し、その後も自らが勤める同市柏の「五所川原バッティングセンター」でしばしば練習を見守った佐野国三さん(83)=同市木造=は「球も速いが、打撃も含めてとにかくセンス抜群。レベルが上がると投手も守備力が求められるから、この子の場合は将来を見越して左投げなのに遊撃をあえて守らせた」と振り返る。
 小学校時代最後の試合後に「負けた後でもしっかりと帽子を取って『ありがとうございました』とあいさつしてくれた。あの姿をしっかり覚えている」。野球に打ち込む真剣な姿勢が、夢の実現につながったとみる。「おめでとうと本人にメールを送った。この木造からドラフト2位は上々も上々で、頑張ってほしい。必ず試合を見に行きたい」
 木造中、木造高と地元校に進んだ佐々木投手。高校時代の恩師で、現在も同校野球部に関わる成田崇範部長(49)=五所川原市=は「最後の夏が終わると、今のままだとプロは無理だから大学で続けると宣言していた。強豪の大学で自らを鍛え、望み通りに夢をかなえたのだから大したもの」とたたえた。
 人口減や少子化で競技者の減少が続く中での朗報でもあり「私も木高OB。木造からのプロの誕生は、いろいろと励みになる。結果を残してみんなの憧れの的になってほしい」と期待した。
【写真説明】全国高校野球青森大会で力投する木造高の佐々木健投手=2014年7月、六戸町