旧市浦村の一角に当たる五所川原市脇元地区で、旧暦8月1日の「朔日山(ついたちやま)」に合わせ17日、伝統の「脇元お山参詣」が行われた。新型コロナウイルスの影響で中止の可能性もあったが、「地域で最も大事な行事」との住民の思いから決行。参加した老若男女約50人がマスク着用など感染防止対策を取りながら、五穀豊穣(ほうじょう)を願って靄山(もややま)の頂上にある脇元岩木山神社を目指した。
 岩木山でのお山参詣が大幅に規模縮小するなどした今年。脇元地区でも夏祭りが中止になったが、住民の「地区を活気づけなくては」との思いでお山参詣の開催が決まった。感染防止のため地元小学生や老人クラブ員などは参加せず、例年の半数ほどの参加となったが、市浦中学校の3年生らが「サイギ、サイギ」の声を響かせながら地区を練り歩き、靄山の登山道を登った。頂上の神社では受験合格などを祈願した。中井海璃(かいり)さん(15)は「(頂上からの)海が広がるような眺めは最高。市浦に生まれてよかった」と笑顔を見せた。
【写真説明】サイギ、サイギの声を響かせ、御幣を手に地区を練り歩く参加者

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