県が14日発表した2019年産県産リンゴの販売価格によると、県外主要5市場の年間平均価格(19年8月~20年8月)は1キロ当たり386円だった。他県産の上位品が台風被害で少なかったことに加え、新型コロナウイルスの家庭需要もあり、平成以降では1991年産の463円に次ぐ高単価となった。前年産比25(76円)%高、平年比21%(67円)高。累計の県外販売額(小口や加工を除く県外市場と輸出の合計)は平年比4%(65億4400万円)増の904億円。
 19年産は生育期間中の高温干ばつで果実肥大が抑制されて小玉傾向になり、収穫量は前年産比8%減の40万9800トン。過去10年間で2番目に少なかった。
 市場動向を見ると、19年中は前進出荷で平年並みの入荷量だったが、産地在庫量の少なさから年明け以降の入荷量は平年よりも大幅に減少。ただ、高温干ばつで品質が良かった上、台風被害で他県産の上位品の少なかったことから本県産の引き合いが強まった。さらに貯蔵性から新型コロナウイルス感染拡大に伴う家庭需要で3月ごろから大幅な高値で推移した。今年8月の販売価格は平年比48%(230円)高の1キロ当たり709円で、平成以降で最高値だった。
 県内販売額と加工実績を加えた年間販売額は10月に発表予定。

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