認知症患者の家族や介護職員らを対象とした、今年度の「ひろさき認知症あんしん生活実践塾」が2日、弘前市で始まった。初日の基礎講義は18人が受講し、認知症の症状を和らげるための基本的な四つのケアと、一人ひとりの症状や行動の意味を見極めケアにつなげる大切さを学んだ。
 弘前市民会館で開かれた基礎講義は、社会福祉法人七峰会事務局次長の東谷康生さんが講師を務めた。東谷さんは「認知力の低下により困った症状が出現する」という観点から、認知力を回復させるための基本ケアとして、毎日(1)1500ミリリットル以上の水分摂取(2)1500キロカロリー以上の栄養摂取(3)自然排便(4)30分以上の歩行─の四つを行って体調を整え意識レベルを上げる大切さを指摘。「水分が足りないと夕方から興奮し出したり、便秘だと怒りやすくなったりする」と事例を紹介した。
 実践塾は全6回で、今後は基本ケアを踏まえた相談やアドバイスなどを行う。
【写真説明】認知力を回復させるための基本ケアを紹介する東谷さん

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