ハバネロの10倍辛いとされる激辛トウガラシのブート・ジョロキア(通称ジョロキア)を使った中泊町産の忌避剤「熊にげる」が、県外にも浸透しつつある。ジョロキアは、新開発された町のグルメの原料としても利用が始まっており、原料から一貫して製造する同町の合同会社ツリーワークの佐々木嘉幸代表(83)は「少しでも地元の経済に貢献できるようになれればうれしい」としている。
 熊による農作物の食害が多い津軽地方の山麓地帯で、トウモロコシや高原野菜の生産者に利用され、少数で山奥に入る機会の多い作業員からも支持を集めているという。液体の入ったボトルを熊の通り道に設置する、携帯タイプを山中に入る時に持参するなどの使い方がある。
 この夏は、たびたび出没する熊に悩まされている秋田県鹿角市が5リットル(5万5000円相当)を買い付けた。電話取材に対し、同市農林課の担当者は「花輪中学校の敷地内にまで現れたので、対策の一つとして試験的に出没地点に設置したところ。今のところ熊は出ていない。継続的に効果を見ていく」と説明した。
 佐々木代表は「私たちが元気なうちに、少しでも地元経済を盛り上げていければ。若人の地元雇用を進める一里塚にするために頑張っていく」と話している。
【写真説明】自社の忌避剤「熊にげる」を手にするツリーワークの佐々木代表(写真上)、間もなく収穫期を迎える激辛トウガラシのジョロキア(写真下)

※詳しくは本紙紙面をご覧ください。