県内の地域おこし協力隊員が連携し、移住体験をインターネット交流サイト(SNS)で発信する取り組みが始まっている。新型コロナウイルスの影響で、県内では移住体験が一時休止になるなどしているが、都市部では人が密集しない地方暮らしを希望する動きが出ているという。SNSでの発信はアフターコロナを見据え「移住者目線で情報発信しよう」と隊員が発案、6月に田子町、8月には青森市浅虫地区から青森での暮らしを発信した。
 青森市での移住体験は第2弾。8月21、22日に浅虫にある移住体験施設の古民家「石木邸」を拠点に行われ、隊員7人が参加した。
 市が主催して古民家での自炊や宿泊、海での釣りや浅虫温泉事業協同組合での取材&温泉タンクの見学などさまざまな体験メニューを用意。隊員は築100年以上という趣のある古民家の室内や近くの温泉たまご場、飲泉所などを撮影し、早速SNSで発信した。
 市によると、石木邸は昨年度、青森圏域5市町村の移住体験施設として活用を始め、10組29人が利用したが、まだ移住につながった事例はなく、今年度は新型コロナの影響で受け入れを休止しているという。市企画調整課の舘山公課長は「宿泊して情報発信してもらういい機会」と歓迎。体験施設の再開が見通せない中、「県民を対象にした移住体験の機会も検討したい」と話した。
【写真説明】移住体験施設の古民家「石木邸」で語り合う隊員(写真上)、浅虫地区では温泉たまご場と飲泉所を見学(写真下)

※詳しくは本紙紙面をご覧ください。