つがる市を中心とした西北地域に伝わる郷土料理「すしこ」を津軽の食文化として残していきたい―と、同市の合同会社津軽の暮らしラボ(吉田涼香代表)が「すしこのもと」を商品化し、販売を始めた。炊いたもち米を混ぜ合わせるだけで手軽に味わうことができるため、吉田代表は「若い人にも一度でいいので作ってみてほしい」とPRしている。
 すしこは、炊いたもち米に赤シソやキャベツ、キュウリなどを混ぜて乳酸発酵させた「米の漬物」。かつては稲作農家の稲刈りの時期などの栄養補給源で、田に持参するために冷蔵しなくても悪くならないよう工夫して作ったとされる。
 家庭によって味やレシピに違いがあり、作り方はほぼ伝承。最近では作る人が減ってきており、食文化として残していくことが課題でもあるという。
 すしこのもとは4月に試作を始め、ソーシャルネットワーキングサービスで全国から20人ほどの試食モニターを募り意見を集めた。県外のモニターは初めて食べる人がほとんどで、地元にはない新鮮なアレンジの提案もあったという。
 すしこのもとは同市森田町の古民家風丸(8月中は22、23日を除く金、土、日曜営業、9月以降は金曜午後に営業)にて1パック税込み1000円で販売。市内直売所とネットショップ「Runde」では同1200円で販売中。
 問い合わせはメール(hello@kaze-maru.com)へ。
【写真説明】すしこと「すしこのもと」を紹介する吉田代表(左)と傳法谷さん

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