弘前市のムジコ・クリエイト(新戸部洋輔社長)は6日、市の施設公開活用事業に役立ててほしいと、ドローンカメラで捉えた堀越城跡の空撮映像を弘前市教育委員会に寄贈した。児童生徒向けの郷土学習教材などに活用される。同社の福井憲之取締役執行役員本部長は「今春に全面公開された史跡に、一人でも多くの人が興味を持ってもらえたら」としている。
 空撮映像は同社が運営する青森ドローンスクール(齊藤喜一所長)で制作。弘前藩初代藩主津軽為信の居城である堀越城跡と隣地に移築復元された旧石戸谷家住宅を、ドローンを用いて6月12日に撮影した。映像では残雪の岩木山を背景に、史跡のたたずまいが確認できる。
 市役所岩木庁舎で贈呈式が行われ、福井本部長が吉田健教育長に、高精細の4Kカメラで記録した1分前後の動画12本を収録したDVDを手渡した。福井本部長は「俯瞰(ふかん)してみて、堀越城跡の規模の広大さなど、新しい発見があった。地域の歴史や文化の周知と保護に役立ててほしい。今後も地域に貢献できれば」などと話し、吉田教育長は「新型コロナウイルスの影響で現地に来られない人にも、映像を通じて城跡を見て知ってもらいたい」と感謝。小中学校での出前授業や、施設内のガイダンスなどに活用を考えており、ウェブ公開も検討しているという。
【写真説明】ドローンカメラで撮影された堀越城跡=写真上=、空撮動画について吉田教育長(右)に説明する福井本部長(中央)と齊藤所長=写真下=