弘前ねぷたの開きの部分に描かれる牡丹(ぼたん)の花にスポットを当てた展示会が31日から、弘前市城東中央4丁目のギャラリーCASAICO(カサイコ)で開かれる。企画者は同ギャラリーの葛西彩子代表(41)=仙台市出身=。およそ15の団体・個人の協力を得て実現した企画で、葛西代表は「展示会がねぷたそのものや、ねぷた祭りをより楽しみ、理解を深めることへのきっかけになれば」と意気込む。
 同展では、弘前銀座街協会、東目屋地区ねぷた愛好会、相馬ねぷた愛好会、東地区町会連合会ねぷたといった団体の開きの牡丹を紹介するほか、弘前市のねぷた絵師・聖龍院龍仙さん(73)が所蔵する、明治期のものと思われる絵手本、弘前ねぷた界に大きな功績を残した日本画家・石澤龍峡(1903~80年)が布に描いた、昭和40年代の開きの牡丹といった品も展示する。聖龍院さんは「開きの牡丹に焦点を当てた展示会は聞いたことがなかったので、その視点に感心し協力した。どんな内容になるか楽しみ」と期待を寄せる。
 展示会は毎年開催する予定。葛西代表は、津軽家の家紋が開きの牡丹の由来とされていることに触れ「そのことを市民でも知らない人がいたので、地元の人が歴史や構造を再確認するきっかけにもなれば」と語った。
【写真説明】団体によって色やデザインなどが異なる開きの牡丹を広げ「ここからお気に入りの団体や絵師を見つけてくれれば」と話す葛西代表

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