27日~8月31日の約1カ月間にわたり、弘前市内に手持ちねぷたを飾り付ける催し「城下の美風」の準備が進んでいる。かつての弘前ねぷたの文化を復活させようという初の試みで、24日には土手町の各商店の軒下などに、真っ赤な色と愛嬌(あいきょう)ある顔がかわいらしい金魚ねぷたがずらりと並んだ。土手町商店街は一気に弘前の夏の一大イベント「弘前ねぷたまつり」を思わせる華やいだ雰囲気になり、弘前ねぷたまつり運営委員会は「『3密』を避けたイベントで、弘前ねぷた文化の継承や振興につなげていきたい」としている。
 「城下の美風」は、今夏の弘前ねぷたまつりの合同運行が中止となる中、大正―昭和期に各町会などで行っていた手持ちねぷたを飾り付ける伝統を復活させようという事業。期間中は市内を手持ちねぷたで装飾するほか、ペーパークラフトや塗り絵、フォトコンテストなどを展開する。
 JR弘前駅や土手町通り、市役所本庁舎などに金魚ねぷた約400個、角灯籠約200個を飾り付ける予定で、市民中央広場にはねぷた絵を幻想的に照らすフットライト24本を点灯する。
 角灯籠は20人を超えるねぷた絵師や市内七つの高校の書道部などに所属する生徒約100人が協力して制作。金魚ねぷたは雨天にも対応できる仕掛けを施し、土手町通りを装飾する約200個は期間中の午後7時から約4時間にわたり、明かりをともす。
 8月1日からは市内各所で、各ねぷた団体制作の手持ちねぷたも飾り付ける予定だ。
【写真説明】27日にスタートするイベントを前に金魚ねぷたがずらりと並び、華やいだ雰囲気の土手町商店街

※詳しくは本紙紙面をご覧ください。