弘前市百沢の岩木山神社で30日、罪汚れを払う「夏越(なご)しの大祓(おおばらえ)式」が行われた。新型コロナウイルス感染防止のため、神職と職員のみ参列し、茅(ち)の輪をくぐるなどして健康や幸福を祈った。
 昔、信仰深い男性「蘇民将来(そみんしょうらい)」がおり、疫病が流行した際に神から茅の輪を授かって難を逃れ、一家が栄えたという話に由来するもの。
 式では、神職らが「蘇民将来」と唱えながら、茅の輪を3回くぐって除災招福や延命長寿を祈った。拝殿に移動後、人形(ひとがた)に息を吹きかけて体をなで身を清めた。
 須藤典子権禰宜(ごんねぎ)は「一日も早く疫病が沈静化して、皆さんに穏やかな日々が訪れるようにいつも以上に思いを込めてご奉仕した」と話した。
 茅の輪は7月5日まで境内に設置されている。
【写真説明】「蘇民将来」と唱えながら茅の輪をくぐる神職ら