聖愛高校がオンライン形式で実施した進路指導に関する講話会の画面

 弘前市の聖愛高校(山上猛美校長)は28日まで、新型コロナウイルスの感染リスクを踏まえ、毎年実施している保護者向けの進路指導に関する講話会をオンライン形式に切り替え、事前収録した動画を配信している。  講話会は毎年6~7月に同校PTA学年部会の一つとして行っている。今年は新型コロナ感染防止の観点に加え、感染拡大に伴う休校期間中に本格運用を開始したオンライン学習の管理ツールを活用し、事前収録した動画による配信で26日から実施することに決めた。
 同校によると、対象者の中には東京都など遠方に実家がある生徒もいるほか、例年は1日だけ開催する講話会を動画形式にすれば一定期間の配信が可能となり、聴講率の向上が見込めるメリットがあるという。
 受講の対象となるのは、3年生約180人の保護者。進学および就職希望者向けに2種類の動画を作成し、保護者には生徒と一緒に視聴するよう呼び掛けた。動画は30~45分の内容で、進路指導部の教諭が2021年度から導入される大学入学共通テストなどの注意点や、コロナ禍に伴う就職動向の変化を説明している。同校担当者によると、初日の配信作業では大きなトラブルは報告されなかったという。担当者は「今回蓄積したノウハウを生かし、他の学年部会の事業にも活用できる手応えを感じた」と話した。