県教委スポーツ健康課は26日、9月6日に青森市で開催を予定していた第28回県民駅伝競走大会について、新型コロナウイルスの感染予防の観点から中止を決めたと発表した。1993年の第1回大会以降、中止となるのは初めて。
 同課によると、1~9日にかけて県内40市町村に大会参加可否に関する調査を実施。このうち24市町村が新型コロナの感染リスクが高いことや選手選考、練習時間の確保に支障が出ることなどから参加が難しいと回答していた。予定通りに参加可能と回答したのは11市町村で、10月に延期した場合に参加可能と答えたのは2市村だった。
 調査結果を踏まえ、主催団体と協力団体で構成する連絡協議会で16日、大会の開催について協議。新型コロナの感染防止対策を万全にして実施した場合、バスの増便やテントの増設などによる経費増加、国道の閉鎖時間の延長などの課題があるほか、観客らへの消毒の徹底が難しく、日程延期は他の行事や農繁期などと重なることから、全市町村が安心して参加できる環境を整えることができないとして中止を決めた。
 大会長の三村申吾知事は「新型コロナの感染防止の観点から、選手や関係者らの安全確保を第一に考え、中止した。大会出場を目指してきた選手や監督、大会準備を進めてきた皆さまにとっても大変悔やまれることと思うが、次年度へ目標を切り替え、取り組んでいただきたい」とコメントした。